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慶應義塾 協生環境推進憲章

February 26, 2020
Keio University

慶應義塾は、創立者福澤諭吉が「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと云えり」と『学問のすゝめ』の冒頭で述べたように、一人ひとりの自由・平等・権利を尊ぶ精神の涵養を建学以来教育理念として掲げてきました。

また、福澤諭吉は「社会共存の道」とは、「人々自から権利を護り幸福を求むると同時に、他人の権利幸福を尊重して、苟(いやしく)も之(これ)を犯すことなく、以て自他の独立自尊を傷けざるに在り。」と編纂された『修身要領』の中で述べ、さらには人と人の交わりである「人間交際 (じんかんこうさい)」の実践を大切にしましたが、その実現は現在もなお途上にあり、いまだ多くの課題が存在しています。慶應義塾は、「協生」という理念の下、その解決に向けて、社中一致して取り組みます。

多様な価値観が並存する今日、年齢・性別・SOGI(性的指向・性自認)・障害・ 文化・国籍・人種・信条・ライフスタイルなど、様々な背景を有する人々が、誰一人として社会から孤立したり排除されたりすることなく、互いの尊厳を尊重し合う社会が実現されなくてはなりません。

慶應義塾は、「気品の泉源、智徳の模範」として「全社会の先導者」たらんとする創立以来の目的に沿って、多様な価値観を認め、自他の尊厳に等しく敬意を払い、協力し合う協生社会の実現を目指し、ここに慶應義塾 協生環境推進憲章を定めます。

憲 章

  1. 1 自他の尊厳に等しく敬意を払い、互いの人格を尊重し、協力し合う協生社会の実現を目指します。
  2. 2 多様な価値観への理解を深め、自分らしく生きることへの共感と配慮を育む啓発活動を推進します。
  3. 3 社会的障壁を取り除くことに努め、個々の選択に応じた生き方を実現できる環境を整備します。
       

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