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大学の世界展開力強化事業 日-EU戦略的高等教育連携支援プラットフォーム構築事業 シンポジウム「日-EU 国際共同学位プログラムの質保証について」開催

March 23, 2022
Keio University

3月10日(木)、慶應義塾大学主催「大学の世界展開力強化事業 日-EU戦略的高等教育連携支援プラットフォーム構築事業シンポジウム『日-EU 国際共同学位プログラムの質保証について』」がオンラインで開催され、日本やEU諸国を含む世界各地から、高等教育関係者を中心に137名が参加しました。

シンポジウムは、慶應義塾大学の小尾晋之介教授が司会を務め、慶應義塾常任理事の土屋大洋教授による主催者挨拶から始まりました。また、開催にあたり、文部科学省の岸本織江高等教育局主任視学官・高等教育国際戦略プロジェクトチームリーダーから一言をいただきました。

最初の講演者である欧州委員会教育文化総局(European Education and Culture Executive Agency (EACEA))のDavid Crosier氏は、「欧州における質保証の動向―欧州のアプローチ」と題し、国際共同学位プログラムにおける質保証について、これまでの経緯と現状の課題などについて紹介しました。

次に、大学の世界展開力強化事業 日-EU戦略的高等教育連携支援に採択された3つの国際共同学位プログラムHIPS、IMLEX、JEMAROそれぞれについて、「質保証」の観点から発表が行われました。HIPSプログラムについては東京外国語大学副学長の青山亨教授とヨーロッパ中央大学Balázs Trencsény教授、IMLEXプログラムは豊橋技術科学大学の三浦純教授、JEMAROプログラムはエコール・サントラル・ナント(ECN)Vincent Fremont教授が、これまでの取り組みを紹介しました。

続くパネルディスカッションには、全国大学ジョイント・ディグリー・プログラム協議会から名古屋大学副総長補佐(国際連携企画担当)の粕谷英樹教授、JEMAROプログラムから慶應義塾大学の三木則尚教授が加わりました。各パネリストは、国がそれぞれ独自にもつ学位の質保証制度において、国境を越える「共同」学位をどう評価すべきかといった本質的な課題や、ジョイント・ディグリープログラムとダブル・ディグリープログラムの運用の違いや利点などについて、参加者からの質問にも答えつつ、活発に議論を交わしました。

 

プログラム詳細:https://iuep-eu.keio.ac.jp/council/20220310/

 

1. 開会挨拶

 

2. 欧州における質保証の動向(European Approach)

David Crosier氏(欧州委員会教育文化総局:European Education and Culture Executive Agency (EACEA))

 

3. 国際共同学位による質保証ーIUEP 3プログラムの取組み

HIPSプログラム

青山亨 教授(東京外国語大学)
Balázs Trencsényi 教授(ヨーロッパ中央大学)

IMLEX プログラム

三浦純 教授(豊橋技術科学大学)

JEMARO プログラム

Vincent Fremont教授(エコール・サントラル・ナント (ECN))

 

4. ディスカッション・質疑応答

 

 

関連リンク:

国際連携教育課程制度(ジョイント・ディグリー)の見直しについて(案)(中央教育審議会 大学分科会(第165回)配付資料:文部科学省)

European Approach for Quality Assurance of Joint Programmes [European Quality Assurance Register for Higher Education (EQAR) ]

Event Date2022/03/10
       

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