慶應義塾

経済学研究科大学院生からのメッセージ

執筆者プロフィール

  • 関口 晋也

    経済学研究科 修士課程在籍

    関口 晋也

    経済学研究科 修士課程在籍

経済学研究科では、主に経済地理を学んでいます。指導教授は河端瑞貴先生で、学部のゼミからお世話になっています。河端ゼミでの2年間を通じて、GIS(地理情報システム)を用いた経済分析への関心が強まり、大学院への進学を希望しました。

毎学期参加している授業に、河端先生とご専門の近い直井先生が合同で開講されている演習科目があります。海外からの学生も多くいます。演習形式なので、参加する学生が論文のレビューや自分の研究発表をします。自分の研究に対し、先生方や友人たちから定期的なフィードバックをもらうことができます。それ以外に、経済の理論や歴史、思想などの科目も受講しており、週に3回ほどキャンパスに通っています。また、研究のために図書館で文献にあたることも多いです。

研究対象は銭湯です。好きが高じて学部の頃から研究を始めました。銭湯は入浴料の上限が物価統制令によって定められているため、価格調整メカニズムが働きません。経済学的にみると少し奇妙な場所で、利用者の減少に伴ってその数を減らし続けているのですが、都市・地域の中で銭湯が担ってきた役割には注目すべきものがあると思っています。進学当初は銭湯の立地に関する計量分析を行うつもりでしたが、次第に質的な研究へと関心が移り、現在は実際に銭湯でアルバイトをさせてもらいながら、フィールドワークをしています。修士論文では、都市コモンズの観点からその成果をまとめる予定です。

経済学研究科では卒業に必要な単位数がそれほど多くなく、自由に使える時間が多いと感じています。主体的に勉強をする姿勢さえあれば、それを支えてくれる環境も整っています。そして、私のように奇妙な研究をしている学生の話を、面白がって聞いてくれる先生や学生がたくさんいます。

受験をお考えの皆さん、少しでも今の関心を深めたいという思いがあるなら、踏み出してみてはいかがでしょうか?