慶應義塾

探究心の先に見つけたもの。経済学の学びが、AI技術を紐解く鍵になるまで

執筆者プロフィール

  • Juan Martinez

    経済学研究科 経済学研究科博士課程2018年3月修了/現在データサイエンスエンジニアとしてコンサルティング業務に従事

    Juan Martinez

    経済学研究科 経済学研究科博士課程2018年3月修了/現在データサイエンスエンジニアとしてコンサルティング業務に従事

私は2011年に文部科学省の国費外国人留学生制度で来日し、慶應義塾大学で経済学の研究を始めました。2012年に修士課程へ進学し、2014年から博士課程に進んだ私は、教育経済学や労働経済学の分野で研究を行い、犯罪が教育成果に与える影響を主題に論文を執筆しました。慶應義塾大学経済学研究科で過ごした年月は、学問に没頭するだけでなく、大きな転機となった時期でもありました。

大学院生としては同級生と楽しい日々を過ごし、異なるバックグラウンドを持つ研究者と深く議論を交わす貴重な機会に満ちていました。その中で築いた貴重な友情や専門的なネットワークは、私の人生の財産です。その繋がりは今も続いており、今の私を支える大切な柱となっています。

こうした人との出会いに加え、授業の枠を超えた多くの成長の機会にも恵まれました。研究会への参加や、世界トップレベルの研究者を巻き込む研究プロジェクトに関わる機会を数多く得られたことは、私にとって非常に大きな成長の機会でした。研究助手として教育経済学の論文結果を再現する業務に携わった経験は特に印象的で、論文で用いられた分析手法やコードを理解する過程でプログラミングの面白さに気づき、これが後のキャリアにつながる重要なきっかけとなりました。さらに、労働・教育経済学で用いられるマルコフ決定過程に触れた経験は、現在のAI技術の核にある強化学習の理解へとつながり、現職でも大いに役立っています。

慶應義塾大学で培った研究力と分析力は、私に幅広いキャリアの可能性を開いてくれました。そのおかげで、自分が本当に情熱を注げる道を選び取り、現在のキャリアへとつなげることができました。受験生の皆さんも、視野を広く持って将来を考え、慶應義塾大学で得られる様々な機会を存分に活かしながら、自分の真の情熱を見つけてください。