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「第11回APRU Population Aging Conference(人口高齢化国際会議)」報告

April 19, 2021
Keio University

インドネシア大学とAPRU(環太平洋大学協会)の共催で、第11回APRU Population Aging Conference が、4月7日から8日の2日間に渡って開催されました。この会議は、APRU Population Aging Research Program(人口高齢化研究プログラム)の年次総会で、慶應義塾大学は、2018年から2020年まで本プログラムの幹事を務め、年次総会を含むさまざまなプログラム運営に携わりました。第11回年次総会は、本来2020年に予定されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期され、また、初のオンライン開催となりました。
今回のAPRU Population Aging Conferenceは、いわゆる心身の機能の衰えを伴う高齢化に関する研究だけでなく、高齢者が成長し限界を克服する、いわば高齢化の概念を「長生きすること」から「成長すること」へと転換する新たな方法に着目した研究など、多岐にわたる高齢化研究にも焦点をあてています。
会議の一日目には、昨年まで本プログラムのディレクターを務めた中谷比呂樹 元 慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)特任教授(現 東アジア・アセアン経済研究センター上級顧問 ・慶應義塾大学医学部訪問教授)が、「Ageing Asia: Lesson and Possibility of Collaboration」(高齢化するアジア―教訓と連携の可能性)と題する基調講演を行いました。アジアの高齢化が進む現状を踏まえ、日本の事例を紹介し、医療・社会・福祉など多方面から今後の高齢化社会に対応していく指針を示しました。
その後、メタボリック・シンドローム」、「認知症」、「孤独」、「転倒」をテーマに、インドネシアを中心とする東南アジアの医学や公衆衛生学の研究者によって、現状と課題の共有が行われました。

イベントウェブサイト
https://scifes.fkm.ui.ac.id/apruaging2021/

 

Event Date2021/04/07
       

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