慶應義塾

モリナ バレット, アンドレス マウリシオ

モリナ バレット アンドレス マウリシオ

経済学部 助教(有期)

研究概要

[研究概要] リスク管理において,リスクの計量は極めて重要な要素である。リスク計量が現実をうまく記述できなければ,その管理もうまく行えない。リスク指標のうちで,実務においてもよく用いられる代表例として Value at Risk (VaR)がある。しかしながら,VaR はリスク指標として望ましいとされるcoherentを満たさないことも知られている。そのため,conditional VaR やその他いくつかの VaR を改良した指標が導入されている。ところで,VaR は主に1 つの確率変数に対して定義される実数値であり,2つ以上の確率変数に対してはそのままでは適用が難しい。一般に 2 つ以上のリスク変量を考察する際は,各々のリスク変量間の関係が問題となる。通常は,計算や理論を進める際の容易さから独立性を仮定することが多い。しかしながら現実では,必ずしも独立とは限らない非線形な関係も多い。これら非線形な関係を記述する道具として,コピュラ(copula)関数がよく用いられている。そこで,2つ以上の確率変数からなるポートフォリオ問題において,コピュラを用いて VaR を考えることは自然な発想となる。実際に,この方向でのいくつかの指標が考案されているが,取り扱いにはやや難があるものが多いようである。

専門

数理ファイナンス、応用数学、数値計算法

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