慶應義塾

小西 祥文

コニシ ヨシフミ

経済学部 教授

経済学研究科 教授

研究概要

<専門分野について> 私は、環境政策(制度・施策)の因果効果や因果メカニズムに関して、実証ミクロ経済学の方法論(経済理論×因果推論・構造推定手法×データサイエンス)に基づいた質の高い実証研究を行うことで、より良い環境政策のデザインに役立つ知見を蓄積しています。「カーボンプライシング」、「排出量取引市場」、「電力市場と蓄電池」、「ライドシェアと環境」、「経済地理と環境」など幅広いテーマに関して国際水準の研究を行っています。 <学生へのメッセージ> 一昔前と比べて、環境問題はより高度かつ複雑になってしまいました。今日の環境問題は、技術や行動だけでは解決できない難問ばかりです。複雑化する環境問題に合わせて発達してきたのが実証ミクロ経済学の方法論に基づく環境経済学です。その一方で、AIが驚異的に発達し、皆さんをはるかに超える知識や推論能力を持つようになってしまいました。AIは、より高度なプロンプトを入力するほど、より高度な答えを返してきます。つまり、AIは皆さんの知識・能力に応じて有用さが変化する部下のようなものです。皆さんは、自分より優秀な部下を使いこなせるだけの知識・能力を大学で習得していく必要があります。経済学の十分な専門知識を学んだ上で、経済学的直観から疑問を着想する力、分離融合的で柔軟かつ論理的な思考法、データの中から「因果効果」や「因果メカニズム」を識別する方法、そして何より、それらを現実の環境問題の解決に活かすための発想力。大学では、是非このようなAI拡張的な知識・能力を獲得して下さい。

専門

実証ミクロ経済学,環境経済学,応用ミクロ計量分析

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