中川 種昭
ナカガワ タネアキ
医学部 歯科・口腔外科学教室 教授
研究概要
大学卒業以来、国民の大多数が罹患する歯周病関連細菌であるPorphyromonas gingivalis の歯周病部位の局在と、本菌に対する歯周病患者血清IgG抗体価との関連に関する研究、P.ginigivalisの持つシステインプロテアーゼであるgingipainの歯周病予防ワクチンの可能性についての研究などを行ってきた。 慶應義塾大学異動後の2002年より、口腔組織の再生に関する研究に興味を持ち、歯周病によって失われた組織再生のためのマテリアルとしての光硬化型ゼラチンの開発と改良に関する研究を進めている。また、ティッシュエンジニアリングにおける細胞因子に関する研究として、間葉系幹細胞に着目し、研究を進めている。我々は、さまざまな表面抗原をスクリーニングし、マウスおよびヒトの間葉系幹細胞に対して特異的な抗原の組み合わせを見つけ出した。また、これらを指標に効率の良い精製方法を確立した。この技術を応用して、将来的には実際の口腔組織再生を目指している。 また、口腔組織の中でも重要な骨組織の研究を進めている。その中で破骨細胞の多核化に重要な因子として考えられているDC-STAMPに着目し、その特性を検索している。 以上のように、まだ途上ではあるが、失われた口腔組織の再生に向けての研究をこれからも進めていく所存である。 臨床研究としては、電動歯ブラシ、音波歯ブラシの清掃効果をいろいろな条件から検討している。
専門
歯周病学
論文指導資格
医学研究科における論文指導資格
修士/博士